うつ病は心の病と認識されがちですが、実は「身体の病」でもあります。
感情や気持ちは、精神的なものであって身体の健康とは全く別のものと捉えられがちです。
しかし人の気持ちは、体内物質のバランスが深く関係しています。体内物質の働きが良いときは気持ちが明るく、反対に上手く働いていないときは気持ちが落ち込んでしまいます。その物質は「セロトニン」と呼ばれています。
うつの治療では、セロトニンを生成し働かせる薬を処方することが多いです。しかし一度薬を服用してしまうとなかなか薬をやめることができなくなります。
なぜなら、薬で無理やり身体を刺激してセロトニンの働きを活発にしているので、身体の負担はより深刻になります。飲み続けることによって、悪循環に陥り、下手をすると薬依存となる危険さえあります。
手技療法の概念でうつを改善するには、まずは食事を見直すことです。感情を操作するセロトニンはそのほとんどが小腸で作られています。つまり食事の改善をし、胃腸の働きを良くすることが必要不可欠といえるでしょう。
さらに、腹部への施術を行うことで胃腸の働きをよくし、食事の消化吸収を助けていきます。結果、胃腸の働きはよくなり、正常にセロトニンを生成し働かせることが可能となり、身体から心を立ち直らせることができるのです。
当院では、施術で胃腸の働きを改善させるだけでなく、食事のカウンセリングや気持ちが上手くいかない時の対処法などお教えします。
ゆっくり時間をとって、おひとりおひとり食生活、生活全般や心のコントロールの仕方についてもアドバイスをいたしますので、まずはうつだからと諦めずに、体質改善をしてみることをお勧めします。